チェックポイント |
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ネック入れの時にチェックするポイントを何点か(思いつく範囲なので、忘れてるポイントがあったらごめんなさい)あげ
ておきます。
1.ダブテイルの食いつき
胴の溝とダブテイルの肩が完全に密着しており、はめる時にギュっという音がしてしっかり食い付き(ネックをもって振り
回しても外れない程度の強固さが必要)、外すときは手では抜けずプラスチックハンマー等でヒールを叩いてやらないと外
れないくらい密着していることが必要です。
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2.ネックのセンター
胴のセンター(表板のはぎ合わせのライン)とネックのセンターがまっすぐに通っていること。弦が直線的に張られますので、
このラインの狂いは結構目立ちます。
3.ヒールのセンター
表板側だけでなく裏板側、ヒールキャップのセンターと裏板のはぎ合わせの線があっているかどうかも確認します。表板
のセンターがあっているのにこの位置があわない場合はヒールが斜めに入っている、もしくはヒール自体のセンターが
ずれているということになります。
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4.仕込み角(弦高)
ネックの仕込み角は弦高に影響してきます。まだフレットを打っていませんので、必要な弦高+フレット高1mm程度で取って
いきます。写真の場合、定規の目盛が2mm、指板が少し浮いていますので、実際の高さが3mm程度だと思います。
実際に弦を張ると、弦高があがってくることが多いので、弦高を計る際のサドルは余裕をもっておいた方が無難な気がしま
す。ちなみに、この時点では、ブリッジも指板も製作していませんので、仮のブリッジ、仮の指板を使っています。
5.指板接着面と胴の水平
指板接着面の表板の面がフラットにつながっているか確認します(所謂、ネックがひねった状態になっていないか)。
特に高音側にひねっている(高音側が下がって低音側が上がっている)と、致命的欠陥になる(低音の弦幅の方が多い
いので、ビビリが出やすくなる)場合があります。
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6.側板とヒールの密着
前述したとおり多少の隙間は、強度や演奏性には影響ありません。しかし、見た目がかなりよくないので、きっちり合わせ
ておきます。
7.少しネックの方が胴より浮いていること
手で押し込んだ時、コンマ数ミリネックの方が浮いている(最後のひと押しをクランプで締めてフラットに入る程度の浮き)
方が、しっかりネックを押し込むことができます。
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