超素人のギター製作


since 2003.4.16

last update 2014.11.28

手放した楽器

〜ACOUSTIC GUITAR〜
 



【MARUHA】




 「MARUHA」のアーチドトップギター(サウンドホールは丸)です(型番不明)。たまにオークション で見かけるギターです。私にとって2本目のギターでした。最初はクラシックギターだったんですが、 鉄弦を張って数日でトップが引き上げられて破壊しました(ブリッジが飛んだのではなく、表板ごと 割れて飛びました)。っで、親戚のおじさんにもらった(実は勝手に持って帰った(^^ゞ)のがこれです。

 高校時代は、ずっとこれを使ってました。一見、キルトメイプル風ですが、杢はペイントみたいです。 口輪もシェルのインレイですが、彫り込んで入れてあるわけではなく、木部の上に貼り付けて、その上 から塗装してありました。ですので、ピックの引き傷と一緒にはがれてしまった部分もありました。

アーチドトップ型ですが削りだしではなく、圧をかけて整形した感じで、多分総合板、音もまあそれなり 程度でした。全体にチープな感は否めませんが、なんとも雰囲気のある楽器ではありました。社会人に なってお金も少しは余裕ができるようになって、それなりの楽器を買えるようになって、本数も増え、管 理もできず、手放しましたが、今でも思い出の1本ではあります。



【E.MIZUNO MS150】




 E.MIZUNOオリジナル総単板ギター「MS150」です。生産国はベトナム、シリアルナン バーはかなり若い番号でした(正確に分かるのですが、既に手放したものなので公表は控えておきます。ちなみ に1桁です)。

スタジオMという愛知県にあるお店から、YAHOOオークションで買いました(新品)。定価は150,000円と のことでしたが、ハードケース付で10万円前後だったと思います。ちなみにシリアルNo,00001も買えたのですが 、そっちはピックガード無し、こちらはピックガード有りでしたので、有りの方を買いました。




 仕様は、トップがベアクローのはいったスプルース、サイド・バックがマホガニー、指板、ブリッジが ローズウッド、塗装はサテンフィニッシュです。弦高は低めに設定されているようで、購入時より強いス トロークをするとビビリ気味でした(最近買った他のギターでもそのようなセッティングのものがありま した。最近の流行でしょうか?)。

 さて、音は・・・っていつもちゃんと書けないんですよね。オークションに出品していると、時々どん な音ですか?っと質問が入るときがあるのですが、なかなか何とも(^^ゞ。鳴らないギターだなぁっと思 ってたギターを直接取引きで手放した時も「枯れていい音ですね」って言われて、好みで捉え方がかなり 違うんだなぁ・・・と実感しました。



【K.YAIRI RAG-3】




 トップはスプルースorシダー単板(シダーだったと思うのですが、記憶がはっきりしません(^^ゞ)。 サイドバックがオバンコールの合板だったと思います。サティンフィニシュのギターでした。 定価50,000円ぐらい(ハードケース別)だったかなぁ!?かなり昔に入手したギターなので、 忘れてしまいました。

 音は、まあ値段なりかなぁ・・・今思えば、ブルース系で使われていたGIBSON等のイメージで作られてい るのか、GIBSONのLG系の音に近かったような気がします。 内部は普通のXブレーシング。違いは、Xの横から 側版に出ているブレースが通常2本のところ1本になっていたぐらいです。  





 これ実は不注意で別のギターを上に倒してしまい、糸巻きあたりがぶつかったようで、表板を割ってしまい ました。ちなみに開口部は開いていませんでしたので、修理は比較的容易にできる部類だったかな!?

 直して使う選択肢もあったのですが、音が自分の好みにはあわないこともあって、ジャンク品として 手放しました。モデルチェンジはされてますが、今でもK.YAIRIの商品ラインアップにありますので、結 構人気のシリーズなんでしょうか。。



【OVATION ULTRA】





  セレブリティと同じく、韓国製だったように記憶しているのですが、コントロール部等は本家OVATION より簡易なものでしたが、サドルが本家OVATIONと同じく幅広のもので、セレブリティより高価なモデルであ ったと記憶しています。

 シャローボウルで、座って弾くと腿の上からずるずる滑って(一応滑り止め加工はされているのですが・・・ )余り弾くことも無く手放したのですが、Vシェイプのネックがかなり手になじんで、そのあたりは好きなギタ ーでした。もし、デープボウルだったら今も手放していなかったと思います。  





 昔、大阪のアメリカ村でOVATIONの展示イベントがあり、OVATIONのクラフトマンシップっていう、Adamsタイ プのギターを試奏したのですが、それはすごくいいギターでした。通常ラインのOVATIONと弾き比べてみると、 ネック周りとかの弾き心地のよさは抜群で、かなり欲しい!!!って思いました。

 でも当時学生だった私には、高価すぎて(通常ラインより10万円ぐらい高く40万 円以上!?)とても買えませんでした。なにせOVATION ADAMSが105万円でマーチンより高価だった時代で すから(^^ゞ



【MORRIS B-50】





 モーリスB-50、12弦ギターです。トップはスプルース単板、サンバースト仕上げ。ネックは幅広 ですが、クラシック程厚みが無いので、細ネックの6弦より個人的には弾き易いギターでした。友人から購入し たもので、22歳の別れをナッシュビルチューニングにしなくても弾けるよって言われてなんとなく買いました。




 バックはセンターメイプル、サイドはハカランダ(当然合板)、当時持っていたYAMAHAのウェスタンタイプより ウエストの締りが少なめの、由緒正しきドレッドノートサイズでした。音とか弾き心地は最高に好きだったんです けど、弦を張るのがめんどくさくって(^^ゞ。半年に1回も張り替えてなかったと思います。

 その後、K.YAIRIの総単板12弦を手に入れたので、2本も管理し切れず手放しました。でもK.YAIRIの方は、 どうも手に合わなくてそちらもまもなく手放しました。他にも、マーチンのD-20-12とか、エピフォン(日本製 の頃の)の12弦とかいろいろ手に入れましたが、どれももうひとつ手に合わず手放しました(-_-;)。いい出物が あったらまた手にしたいなと思っています。。



【K.YAIRI LO-120-12】




 K.YAIRIのLO-120-12です。レオタイプという通常のドレッドノートの形状で大きさが一回り小さいタ イプです。20年以上前のK.YAIRIのカタログに既に載っていましたので、結構息の長いタイプです。

 全単版のスプルーストップ、ローズウッドサイド・バック、マホガニーネック、エボニー指板・ブリッジの サテンフィニッシュ。エンジェルシリーズのラインナップのモデルで、今オーダーすると、18,900円の2割増 になるようです。 裏板は少し板目気味のローズで目が粗めだったように記憶しています。




 音は・・・あんまり記憶に残ってないですね。私の手にはあわなかったなあっていう印象が強いです。 もう少し具体的に言うと、複弦の間が私には少し広すぎました。よく観察すると、前側のエンドピンに 後ろのエンドピン側から来る弦が当たって開き気味になるようです。っで、手放しました。今となっては 、エンドピンを換えれば解決したような気がするんですけどね。

 ちょっと手放したの惜しかったかなぁ・・・でも、こうやって失敗を繰り返して成長するんだぁ(>_<)



【MARTIN D12-20】




 マホガニーサイドバック、12フレットジョイント、スロッテドヘッドと好きな人にはたまらない仕 様のギターだと思います。ピックガード付近のヘアラインクラック(浅めのもの)が入っていましたが、年齢を 重ねたマーチンではよく見かけるので、ギブソンの塗装の割れと同じで、ある程度は仕方ないのかな!?

 ゴムのギタースタンドに立てかけてあったときに塗装が溶けたらしく、ネック裏とヒール部に少し難あり でした。普通に弾いてる分にはそれ程気になる訳でもなかったのですが・・・。





 ケースはブルーケースってやつでした。私は年代的によくわからないのですが、70年代に青春を過ごされ た方にはすごく憧れのケースだとか。ケースは消耗品的なところがありますので、たま数が少ないのかケース だけでも結構高価な値段で取り引きされているようです。

 あんまり愛用したって感じではないギターですが、また機会があれば手にしてみたいギターではあります。 本当はD-35の12弦が欲しいけど、高くて買えない(T_T)



【台湾製 インレイ入りギター】





 Yahoo photoを整理していたら、オークションで処分した、台湾製(工房の名前は忘れました)のインレイだらけのギターの写真 を発見しましたので、記念に(何の!?)upしてみます。直接台湾から買いましたので、まあ安かったです。
 市場に出始めた当初の入手なので、販促価格だったのではないでしょうか。今は直接台湾から買っても、私の入手価格 の倍以上はするみたいです。Yahooオークション等で出てたりしますので、具体的にいくらぐらいとは書きませんが。





 見ての通り、ボディ、指板、ヘッドとこれでもかというぐらいのインレイです。DNAなのか、アメリカやヨーロッパのギター のインレイと同じようなデザインなのに、どことなく東洋風です。今はわかりませんが、当時はかなり粗い作りでした。それ と当たり外れが非常に大きいようです。職人が複数いて、それぞれのレベルがバラバラなのでしょうか!?
 私が入手したものは、大きな声では言えませんが、それなりに外れでした(もっと外れもあるので)。





インレイは上手にできている(当たり!?)ましたが、内部の施工が丁寧ではなく、塗装も厚みがバラバラで凸凹でした (外れ!?それとも普通!?)。音は、まあ値段なりですね。指板やヘッドプレートに使われているローズ系の材はもう ひとつでした。ブリッジに使われている黒檀は真っ黒で結構いい材でした。表板のスプルース、側・裏板のメイプルはもう 少し乾燥させたほうがいいかな・・・購入後、即加工みたいな感じでシーズニングが足りない印象でした。
 お部屋のインテリアと割り切る、ステージでピックアップを通しジャンジャカ専用と割り切ればお買い得なギターでした。 ただ個人的な主観で言うと・・・ギターはまず音です(^^ゞ



【メキシコ製 レキントギター】




 とっくの昔に削除したつもりになっていた「Yahoo!ジオシティーズ」のホームページ(一番最初に公開したページです)がまだネット上に残っていることが判明・・・トップページから今のホームページに飛ぶようにしてあるので、それで削除した気になっていたようです。そこに何枚か手放したギターの写真があったので、この機会にupしてみます。

 写真は残念ながら1枚きりなんですけど、メキシコ製のレキントギターです。サウンドホールは貝の装飾なんですけど、台湾製のインレイとは雰囲気が異なります。優劣ではなく文化の違いなんでしょう、多分。この系統のデザインのギター、昔はよくヤフーオークションで見かけたたんですけど、最近は未だによく見かける台湾製に比べると減少気味かもしれません。

 ピエゾピックアップ内蔵で、アメリカから買ったと思うんですけど、値段はいくらぐらいだったのかな!?・・・ちょっと記憶にないです。サイドバックの材もマホガニーだったか、メキシコ○○っていう材だったかも記憶にないです。総単板だったのかなあ・・・音も当然記憶にないんです(^_^;)。手元に残ってないっていうことは、(生音については)何があっても手元に残したいっていうレベルの音ではなかったのでは。。



【YAMAHA DYNAMIC GUITAR NO,1B】





 REPAIRで、記事にしたヤマハ ダイナミックギターです。型番はNO,1B、シリアルNO,は、106×××(下三桁は伏せておきます)、トップがスプルース系、サイド・バックがメイプル系、ネックは着色が濃く材質不明、指板とブリッジはメイプル系統のようです。鳴りはいわゆるバカ鳴り系。ウェザークラックは出ているものの、表板の変形等はありませんでした。後述する理由で、弦が長期間張りっぱなしという事態が避けられたためかなと思います。






 こちらが入手時の写真なのですが、ご覧の通り、ペグ無し、ナット無し、サドル無しで、弦が張れない状況。おかげで本体に深刻なダメージが出なかった訳ですけど。ペグはシンコー楽器のジャンクから奪ったりと寄せ集めで再生しました。ホームページにはupしてませんけど、同時に入手した全音のクラシックギターの方が、欠けを埋木したり、ナット・サドルを自作したりといろいろしたので、そっちの方が記事的には面白かったのかもしれませんけど・・・写真にとりませんでした(^_^;)






 で、リペアの記事では削除しちゃったんですけど、このリペアの一番盛り上がったのは、ホームページ上の公開オークション(笑)。企画ものとして、オークションの説明に原価を開示して(2,505円)、実際に行った作業もすべて公開したうえで、純粋に私の労働をいくらと評価されるかを順次ホームページで公開していく方法をとりました。結果的には8,250円という、遥かに私の予想した金額を超える価格になって、すごく恐縮してしまった覚えがあります(^^ゞ。



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