「A⊥表板の平面」 |
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側板が垂直に真直ぐになっている・・・当たり前のようですが、木の癖や製作の雑さにより、
表板に対して垂直でないものがあります。
サイドのセンターが微妙に凹んでいるギターがあります。
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モールドにいれて箱に組み立てていくと上下はモールドの形に収まりますが、内側はお腹がでたような
形になる傾向にあります。組みあがってみると側板の真ん中が凹んでしまう場合があります。
元々の木の癖で曲がる、箱に組むときのクランプを締め過ぎて力がかかった、側板を曲げる時に
平面で曲がっていなかった・・・理由はいろいろ考えられます。
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曲がっていないかどうかは、定規を当ててみると分かり易いですが、目視でも確認できます。
蛍光灯等にあてると、本来、側面には 真直ぐに光が映るのですが、側面に凹みなどがあると、
映った光が曲がって見えます。
木の癖の場合、ある程度は仕方ないと思いますが、手工作家はこのあたりも気をつけて作って
いますので、真直ぐの方が好ましいのは勿論です。
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また、側板が斜めについている場合があります。モールドを使わず作った場合や、モールドの側面の垂直
が出ていなかった場合に出やすいように思います。
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わかりにくい図ですが、矢印方向に見ると見分け易いと思います。雑な方法ですが、ギターを側板を
下にして立てて、少し離れて見てみるという方法もあります。バランスの悪いギターだと、倒れるこ
とがあるので少し危険ですが、安定が悪いので一目でわかります。 |